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アルボムッレ・スマナサーラ長老×為末大さん対談『「宗教の時代」をめぐって』 (サンガ新社設立記念セミナー「仏教と幸福」第6回) 詳細【サンガ新社設立記念セミナー全7回シリーズ】 2021年7月21日「株式会社サンガ新社」設立! 仏教書の出版社として愛されてきた「サンガ」がみなさまのお力で生まれ変わった「サンガ新社」。設立記念として全7回のセミナーシリーズを企画しました! 【イベント内容】 日本で30年以上にわたり活動され、マインドフルネスの源流でもある仏教瞑想のヴィパッサナー瞑想の普及に力を注がれている、スリランカ初期仏教長老のアルボムッレ・スマナサーラ師と、元陸上選手で「走る哲学者」の異名を持ち、現役引退後もメディア出演や執筆など幅広い活躍を続ける為末大さんの対談をお送りします。為末さんはツイッターで様々な発信をされています。読んだ人の思索を触発するものや、ほっとひといき心を休めるようなもの、オリンピックのことや身近なことなど。そんななか、今年7月に「私はこれからは宗教の時代だと思っています。」とツイート。その真意はいったいどのようなことか、気になります。競技中に訪れるゾーンと瞑想の関係など、意識や心のあり方への関心も高い為末さんと、「仏教は心の科学」という発言や強烈な宗教批判でも知られるスマナサーラ師に、「宗教の時代」をキーワードにお話をいただきたいと思います。 ◆お二人より今回の対談についてコメントを頂きました。 【為末大さんコメント】 世の中は自由な方向に向かいつつあります。能力と努力さえあればみんな成功できると言います。しかし、自由な競争とテクノロジーの組み合わせにより世の中に大きな分断を生み出しました。全ては可能であるという言葉は、うまくいっていない人たちに向け努力不足だという言葉を突き付けます。しかし、本当に自分の能力と努力だけで成功というのは成り立つのでしょうか。そもそも個人という独立したものは存在するのでしょうか。 自由な社会へ向かう流れは止まらないと思います。孤独を埋め心を救うためには私は宗教が大変重要だと思っています。宗教が持つ可能性、いまだからこそ仏教が果たせる役割について対話できればと思います。 【アルボムッレ・スマナサーラ長老コメント】 「人間は自由だ」ということはよく言われる話です。社会の変化によって、以前より現在のほうが高度な自由を獲得しているのだと、一般的に思われています。「言論の自由は以前からある」と言っても、権力者だけが何でもしゃべれる自由でした。庶民は制限された範囲内では何でも言えましたが、公で語るアクセス権はなかったのです。ソーシャルメディアの発展で、どんな人も世界に向けて発言することができるようになりました。世の流れを見ると、人は徐々に自由になっているのだと言えます。 しかし、完全な自由へと人々は進まないと思います。世界では人が予測も想像もできない出来事が起こるのです。それに対応する力がないので、せっかく獲得した自由が脅かされます。世間の流れによって人は揺らがなくてはいけないのです。ですから結局、自由という概念がありがたい観念だということになります。束縛されているから、無数の因縁・条件によって左右されているから、自由という概念がとてもありがたく感じるのです。宗教の世界も、あらゆる条件で人を束縛します。ですから人は、世間の変化によって揺れ動くことになっても、安定した精神状態をつくって心の自由を目指したほうがよいのではないかと思います。 為末大さんも既存の角度を超えて人生を観察する方なので、人の自由についてもいっそう面白い考えが出てくると思います。対談を楽しみに待っています。 【日時】2021年10月26日(火)20時〜 zoomウエビナー 【参加費】一般3500円 【オンラインサンガ会員優待】優待価格1500円 ★サンガ新社の新しい顔「オンラインサンガ」が9/1オープン! 入会されますと、会員優待価格でチケットを購入できます。 只今登録受付中です!下記サイトよりどうぞ。 https://online.samgha-shinsha.jp/ ---------------------------- ■オンライン『zoom』上での開催となります。 チケットご購入の皆様にはpeatixより自動的にメールにて視聴ページなどご案内します。 ※メールが届かない方は「迷惑メールフォルダ」に入っている場合が多発しています、ご確認ください。 ■後日、チケット購入者のみなさまにアーカイブ映像をシェアします(※期間限定です) ---------------------------- 【プロフィール】 ◆アルボムッレ・スマナサーラ Alubomulle Sumanasara スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、1980年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士課程で道元の思想を研究。現在、宗教法人日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事し、ブッダの根本の教えを説きつづけている。朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務めるほか、NHKテレビ「こころの時代」などにも出演。 著書に『怒らないこと』(だいわ文庫)、『自分を変える気づきの瞑想法【第3版】』『ブッダの実践心理学』全8巻(藤本晃氏との共著、以上、サンガ)、『無常の見方』『無我の見方』(以上、サンガ新書)、『もう迷わなくなる最良の選択 人生を後悔しない決断思考の磨き方』(誠文堂新光社)など多数。 ◆為末大 ためすえ・だい 1978年、広島県生まれ。2000~08年、陸上男子400メートルハードルで、シドニー、アテネ、北京五輪に3大会連続出場。世界選手権で銅メダル2度。同種目の日本記録保持者(9月1日現在)。12年に引退。現在は執筆活動、会社経営を行う。Deportare Partners代表。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。著書に『禅とハードル』(南直哉氏との共著)、『諦める力』、『生き抜くチカラ』、『ウィニング・アローン』など。 【主催】株式会社サンガ新社 【協力】宗教法人日本テーラワーダ仏教協会 隠す
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