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協会の記事ではありません。 吉水 秀樹 安養寺住職 のfbより紹介です。
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呪いと輪廻と光明
仏教では、生命とは肉体にこころのエネルギーが宿っているものと説明します。こころのエネルギーとは、ある意味で肉体にかけられた呪いのように私は感じます。その呪いとは生存欲のことです。 何故この世が平和にならないのか、争いごとが絶えないのかと考えたら、生命には生存欲があるからだと思います。「何としても生きていたい」「死にたくない」この生存欲に正当な理由や根拠はありません。いずれ死に逝く命なのに、いつまでも生存していたいと思うのです。 この生存欲を手放すこと、輪廻から解脱することが仏教の究極の目的だと思います。解脱したら何が起きるのか? と愚かにも考えてしまいます。 私は、ひかりになるのだと妄想しました。太陽の光でたとえると、すべての地球上の生命は太陽光の恵みで生きていられます。生命はみんな太陽の申し子です。太陽に近づけばすべての生命は焼き尽くされるので、太陽の光は善悪を超えています。生存欲を捨てたら、呪いはひかりになると思うのです。呪いをひかりにかえるのには、時間も努力もあってはなりません。如来の存在を仏教では、「光明」と説いています。 光明遍照 摂取不捨 と本堂の欄間に書かれてあります。今朝のお堂で坐って浮かんだ私の妄想です。
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