Q:悩みごとに苦しんで結果を出すことが成長ではないのですか?瞑想で忘れるのは逃げることになりませんか?
A:悩み苦しみから逃げようとしているのは、瞑想をしない人々です。瞑想で一切の悩みに答えが出ます。すべての悩みが消え、完全な心の安らぎを得られます。あれこれと自分勝手に悩んでも何も答えは出ません。ヴィパッサナー瞑想とは苦しみから逃れるものではなく、苦しみみ真っ向から対応することです。
感覚を観察して、客観的に見るのです。肉体的な苦しみが生まれたら、「痛み」と観察する。精神的な苦しみは「悩み」です。悩みが起きたら、「悩みがある」と観察する。このように実践すると、悩み苦しみはどのように現れて、どのように消えるものかというプロセスが見えてきます。それで、悩み苦しみを乗り越えることができるのです。
医者のやり方と同じです。医者は病気を治す職業ですが、病気から逃げることはしません。病気を発見するのです。病気に適した治療を行うのです。それで治るのです。病気を治したければ、「私は病気ではない」と逃げるのではなく、病気に真っ向から向き合わなくてはいけないのです。
▼参考テキスト 単行本「自分を変える気づきの瞑想法【第3版】」
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
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