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協会の記事ではありません。
サークル仲間の所感です。
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3月31日 瞑想日記 『子どもは鬱にならない…』
子どもは基本、鬱にならないと思います。それはこころの汚れが少ない、つまり記憶や経験が少ないから、起きた出来事をくよくよと繰り返して考えることが少ないのではないでしょうか。
大人の鬱は、起きた出来事を何度も何度も繰り返して考え、苦しみを増幅させているように見えます。それは記憶や経験、責任観念、信念、プライドなどというこころの汚れが多く、何とかして元通りに戻したいという観念が、現実を受け入れず邪魔しているように見えます。
子どもがより深刻な虐待などを受けた場合、ときに多重人格障害という例があります。経験したくない、記憶したくない出来事を排除してこころを守る為に、自分の脳が別人格をつくって、そこに一時避難する精神の病状なのでしょうか。
しかし、こころも脳も一つのものなので、強い怒りを持った隠した人格が消えたわけではありません。ますます、一人の人間としてはバランスがとれず、さまざまな深刻な問題が現れ、社会生活が困難になります。
私は精神科医ではありませんが、自分の経験からいろいろなこころの癖パターンは見えます。(これこそ私が瞑想で観察した自分自身のありのままです)
40歳のころ、3週間眠れない苦しみが続き深刻なうつ病になりました。身体(脳)に異変があったので、まず身体を治癒しました。
・睡眠薬
睡眠薬を服用して強制的に睡眠をとりました。すくなくとも、考える苦しみから8時間は解放されます。
・安定剤(抗うつ剤)
苦しみの思考が止まらないので、薬でボーっとさせて、強制的にリラックスさせます。
このような薬の服用は私の場合、身体を元に戻すのに効果があり必要でした。しかし、薬でこころや暗い思考習慣は消えません。そこからのこころの回復には時間も努力も必要でした。約3年で完治しましたが、2年近くは薬に依存していました。
私が何より言いたいことは、仮に今の私が、自分が40代に経験した苦しい出来事に遭遇したらどうなるかということです。それは余りにもハッキリしています。
「あっそう!」、これで終わりです。何一つ問題は見つかりません。
私のうつ病は、すべて自作自演でそれまでにつくった自分の汚れたこころで、自分で神妙につくりあげたものでした。
よく、「子どものような浄らかなこころで…」と言いますが、それなら今の私のこころは子どものように浄らかなのかもしれません。維持するもの、守るもの、継続させることが少ないと、明らかにこころは浄らかで、楽に生きられると思うのです。
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